

私は関西出身で、学生時代も京都の大学に通っていましたが、縁のない名古屋で就職することになりました。大学院でエネルギーについて研究しており、とりわけガスに注目していたからです。とはいえ、正直始めは東邦ガスは第一志望ではありませんでした。エネルギー関連の企業と電機メーカーの面接をそれぞれ数社受けたのですが、その中で東邦ガスが印象に残ったのは、入社後早い段階から大きな仕事に携わることができることと、人のよさを感じられたからです。
面接を終えた後、ある一人の先輩社員から仕事の話を聞く機会をいただき、東邦ガスのメリット、デメリットなども踏まえて詳細をお聞きしました。その方は、裁量権のある大きな仕事を担当し、その経験が自分を成長させてくれ、若いうちから戦力として部内で活躍できるようになったと話していました。きちんと活躍の場が設けられていることに確信が持てたのです。生の話を聞けば聞くほど、自分が東邦ガスで働くイメージもどんどん膨らみ、親密感が生まれました。働くイメージや企業に対しての親密感などは、他社の面接などでは芽生えることがなかったので、東邦ガスに気持ちが傾き、最終的に就職先として決意しました。
入社以来一貫して技術研究所で燃料電池の研究を行っています。私たちの研究の成果が新製品の商品化につながります。まさに入社後すぐに大きな仕事に就けたと言えます。研究の仕事は、細かいことの積み重ねで結果が短期的に見えづらく、さらに目標に近づくためには、トライ&エラーの繰り返しです。
入社1年目の期末が、一つ大きな壁でしたね。限られた時間の中で発表材料を揃えなければならないのに、試験が円滑に進まないという障壁。その際、必要な情報をそれぞれの分野の知識に長けた先輩や上司から集めて、自分なりに効率性を高め、仕事の進捗を調整して動きました。苦しさ、もどかしさが混在する中でも、期日ギリギリで試験が成功を収めたこともあり、無事に発表材料を揃えられたのですが、もっと別のやり方の模索や障壁情報の共有などに早い段階からかかっていればと、仕事の進め方を学びました。普段そんなに褒めない上司からねぎらいの言葉をいただいた時は嬉しかったですね。「研究者とは」という基礎を叩き込まれた1年でした。
私が研究開発している技術が満足のいく結果に到達することが、商品化につながります。ハッピーエンドを迎えるには、もう少し時間が必要ですが、必ずやり遂げたいです。限られたエネルギーを無駄なく使うために、今後の社会において必ず重要な役割を果たす技術であると思います。時代を動かせる可能性を秘めているので、その瞬間をこの目で見届けたいです。