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①厨房といえばガスという時代

以前から業務用厨房分野ではガス機器を導入することが一般的。ガスなら美味しく調理できる。そうした高い評価の一方で、快適で衛生的な厨房環境を求めるお客さまニーズが高まってきた。ガス厨房ゆえの「暑さ」が課題となり、電化厨房がPRする「涼しい」「クリーン」といった攻勢を受けることになる。

②「涼厨」の開発、「業務用厨房ネットワーク」の設立

ガス厨房の「暑さ」を極限まで低減させ、厨房の暑さを解消するガス厨房機器「涼厨(すずちゅう)」シリーズが開発された。
「涼厨」は排熱を集中排気し、機器からの放熱をカットすることで空調に頼らず快適な厨房環境を実現できる機器。東邦ガスでは2007年から販売を開始した。
また、業務用厨房における課題と対策を共有するため全国の都市ガス事業車で構成される「業務用厨房ネットワーク」が同時期に設立。ガス会社間で情報交換できるようになった。

③「涼厨」普及活動の基礎固め

2007年3月から定期的に営業担当、販売店であるENEDOの担当者を対象にした厨房営業研修を開催し、商品知識や営業手法を共有。
またお客さまに涼厨を体感頂ける実機を業務用ショールーム内に展示。体感頂いたお客さまからは「本当に暑くない」と好評を頂き、採用事例も徐々に増えていった。

④「涼厨」プロモーションの強化

初年度の販売目標を上回ったものの認知度の向上、お客さまの理解度向上は引き続き課題となっていた。
さらなる周知を目指し、営業ツールの充実化を決定。その一環として東邦ガス社内の社員食堂に涼厨を導入。また、業務用ショールームに実際の厨房環境を再現した「涼厨」体感ルームも設置した。さらに大手外食チェーンや病院など涼厨をご採用頂いたお客さまの協力を得て、「涼厨」採用事例パンフレットを作成し、同業種のお客さまへの営業活動を強化。同時に全国のガス事業者間で採用事例集を共有することが決定し、涼厨のPR活動が全国規模で広がった。
また、東邦ガス技術研究所が持つシミュレーション技術を活用し厨房環境の改善効果の視覚化に成功。実際に導入頂いた施設での厨房環境実測結果など提案ツールが拡充された。

⑤「涼厨」認知度の向上を狙いとした大々的なマスプロモーション

涼厨販売活動の強化、全国の都市ガス事業者の連携、厨房メーカー各社の協力などの甲斐あって、2009年に累計販売台数が1,000台に。一方、東邦ガス管内で業務用厨房を利用しているお客さまは約25,000件。幅広いお客さまへ徹底的に営業を行うためフェアの充実、CM放映、ダイレクトメール送付など、マスプロモーションを実施した結果、販売台数を大幅に増やすことができた。

⑥お客さまニーズに徹底的に応えるために

2011年には業務用ショールームを改装。また「涼厨」の特設Webページを作成するなど、現状に満足せず「涼厨」を徹底的にPRする施策を引続き実行している。
またショールーム内で、お客さまに「涼厨」を活用して調理頂いたり、厨房メーカー等関連団体のセミナーでのPRを行うなど、更なる涼厨認知度の向上・販売増を目指した挑戦は、今なお続いている。