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名古屋ガス創立当時のガス灯
名古屋ガス初代社長 奥田正香
東邦ガス創立(大正11年6月27日付名古屋新聞)

文明開化の象徴となったガス灯に初めて点火されたのは1872年のこと。これが日本におけるガス事業の始まりです。その後、照明用だけでなく燃料・動力用途へと広がりを見せると同時に、日本各地にガス事業者が次々と誕生しました。

日露戦争(1904年〜1905年)後の好景気を受け、かねてからガス事業に意欲を燃やしていた服部小十郎と名古屋財界の実力者、奥田正香らが計画を立ち上げ、1906年に名古屋ガスを創立。翌年に最初のガス製造設備を完成させました。営業を開始した当時のお客さま数は約700件、供給区域は名古屋市の1/8でした。

その後、重化学工業の高まりに伴いガス需要が急拡大、1914年までにお客さまの数は3万件に迫る勢いでした。1921年、隣接する16町村を統合して名古屋市が市域を拡大させると同時に、かつてないほどのガス需要に対して、どうすれば安定的に供給できるだろうか。その答えの一つが別のガス事業との合併による規模拡大でした。

1922年、名古屋ガスの臨時株主総会が開催され関西電気との合併が承認されました。それを受け東邦電力と「東邦ガス」が生まれました。ちなみに「東邦」とは東の国、つまり日本を指す言葉。急拡大するガス需要に対して、しっかりと供給できるガス事業者として日本を支えよう。そんな決意のもと、新たな歴史が始まりました。